2023年3月13日、今年度4回目となるエナリス出前授業を、江戸川区にあるゆたかカレッジの皆さんを対象に実施させていただきました。
今回の“エナリス出前授業お届け隊（勝手に命名）”のメンバーは、エナリスでマッサージ施術を行う早川とそのパートナーの盲導犬タッチ、広報部員3名。今回は、授業の内容をより理解してもらうために寸劇も！さて、上手くいったのでしょうか・・・。

「ゆたかカレッジ」とは

さて寸劇の出来栄えは・・・

「皆さん、ちょっと目を閉じてみてください」という早川の言葉からスタートした今回の授業。「先生がどこにいるか、仲の良いお友達がどこにいるか、わかりますか？どうやってさがしたらいいか、わかりますか？」という問いかけに、学生たちは首を振ったり、薄目を開けてみたり。
このほんのちょっとした投げかけが、学生たちに早川が自分とは違う世界で生きていることを気づかせ、早川の話に興味を持つきっかけになったようです。
こんなふうに、早川が講師を務める出前授業では、一方的に早川が話すだけでなく、質問を投げかけたり、早川が実演をしたり、タッチと歩き回ってみたりと、聴き手から反応を引き出す工夫をしています。寸劇もその一つ。
今回の寸劇には、早川とタッチの他に、広報部の前田、松村、そしてゆたかカレッジの堤先生に加わっていただきました。
寸劇の舞台は“日常生活”。道がわからない、ランチに行きたい、こんな生活の中のちょっとした場面で早川が直面する問題を寸劇にして披露しました。
学生たちは身を乗り出して寸劇を観たり、声を出してくれたり。ほんの5分程度の寸劇でしたが、打ち合わせ通りにできて、学生たちの笑いも引き出せて、大成功だったように思います。

ここで寸劇に参加した松村さんにインタビューしてみましょう。

Q：エナリスの出前授業ではなぜ寸劇を取り入れているんですか？

A：講師の早川が過去に単身で出前授業活動していた時、寸劇をすることで楽しく伝えることができた、という話を聞いたからです。早川いわく、劇の中で出前先（学校）の先生に登場してもらったり、簡単な道具をつくったりしたこともあったとか。そこで今回は、出前先の堤先生にご参加いただきました。

Q：寸劇のシナリオを作成したのは誰ですか？

A：ベースのシナリオは早川です。担当する役のセリフなどは適宜、担当者本人が変更しました。

Q：寸劇をするにあたって、松村さんが工夫したことはありますか？

A： 登場人物の動線ですね。役者同士が被ったりして学生さんから役者が見えなくならないように、役者の登場から退場までの動線に気を付けました。今回は会場に到着してから、席の配置に合わせて登場退場の動き方を変えたりと、最後の最後まで工夫しましたね。

Q：寸劇をするにあたって苦労したことはありますか？

A：みんなの予定が合わなかったりなどで、対面での練習時間が思うように取れなかったことですね。

Q：今回の寸劇の出来は何点？

A：100点満点中50点です！多少ぎこちないところはありましたが、伝えたいところは伝わったと思いますし、良い意味で手作り感のある微笑ましい劇だったと思います！でも、もっと楽しく、伝わりやすいものにできると感じてます！

Q：次回以降も寸劇は継続していく予定ですか？

A：子どもたちが知っている人物（先生）に登場してもらうと寸劇への関心が一気に高まるという早川の経験もあり、今回も先生に登場いただきました。実際今回やってみて大成功だったと思います。学生さんから、興奮気味に「先生なんで出てるの！？」という声が聞かれたりして、期待通りの反応に嬉しくなりました。今後も、学校の希望に合わせ、必要に応じて寸劇を取り入れていきたいです！レパートリーも増やしていきたいです。子どもたちも出演するみたいな、参加型のお芝居ができたら面白いかもしれませんね！

今年度の出前授業を終えて

今回のゆたかカレッジでの出前授業が今年度最後。今年度は4つの学校などに出前授業をお届けしました。
早川は授業の最後に必ず宿題を出します。「今日帰ったら、家族や友達3人以上の人に、今日の授業の話をしてね」というものです。私たちの活動は小さなものですが、出前授業で聞いたことの何かが子どもたちの記憶に残って成長にちょっとでも良い影響を与えてくれたり、子どもの口を通して拡散していったりしてくれたら嬉しいなと思います。
エナリスの出前授業は、来年度も続きます。「次はもっと良い授業をお届けしたい！」という気持ちで改良を重ねています。来年度はどんなパワーアップした授業になるか、楽しみにしていてください👍
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文責　エナリス広報部