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【イベントレポート】KDDI SUMMIT 2025 に都築社長が登壇しました

2025年12月09日

10月28日〜29日、高輪ゲートウェイで KDDI グループ最大級のビジネスイベント「KDDI SUMMIT 2025」が開催されました。
会場とオンラインをつなぐハイブリッド形式で行われ、通信×AIをテーマにした最先端の取り組みが多数紹介されました。
エナリスからは、代表取締役社長・都築 実宏がトークセッションに登壇。
また、展示ブースでは当社の脱炭素ソリューションなどをご紹介し、多くの来場者の方と交流できました。

トークセッション

「地域と目指す脱炭素社会~持続可能な未来に向けたエネルギービジネスの可能性~」

群馬県グリーンイノベーション推進監 奈良晃世氏

群馬県では、『ぐんま5つのゼロ』宣言や大規模な新築建物等への再エネ義務化、GX専門部署の設置など、県全体で脱炭素に取り組む体制を整えてきました。 日照時間や水資源、森林などの豊富な再エネ資源を生かし、産業分野の脱炭素にも本腰を入れています。

通信・エネルギー・DXを組み合わせることで、地域に自立分散型エネルギーが広がり、災害にも強い地域づくりが進むと期待しています。KDDIグループとの連携を大きな力にしていきたいと考えています。

エナリス代表取締役社長 都築実宏

エナリスは、需給管理から再エネアグリゲーション、VPPまで幅広い領域でエネルギープラットフォームを構築してきました。

例えばローソン実証では、CO₂排出量削減に加え、再エネと蓄電池を活用して店舗間での電力シェアを実現し、系統全体の需給安定化に挑戦していきます。
また、 東京都実証では、ブロックチェーンを使って再エネ自家消費の環境価値を顕在化し、その価値を買い物活用できるポイントとして還元する仕組みを構築しました。

脱炭素+αを進める上で、発電事業者・小売電気事業者・アグリゲーター・地域にある企業・住民の連携は不可欠です。 だからこそエナリスは“つなぐハブ”として機能し、地域全体がメリットを感じられる脱炭素の循環をつくっていきたいと考えています。

auリニューアブルエナジー株式会社 代表取締役 鈴木吾朗氏

再エネの普及には、行政や住民の理解が欠かせません。群馬県は民間企業との共創を非常に重視されており、脱炭素に本気で取り組む姿勢を強く感じています。
私たちは、県有施設の屋根上太陽光や未利用県有地での発電と、その電力をKDDIの基地局などに供給する取り組みを進めています。現在は構造検討や住民説明会、環境アセスメントなどを着実に進めているところです。
今後は営農型太陽光や蓄電池事業などにも力を入れつつ、2030年までに全国3,000か所規模の発電所体制をつくり、日本全体の再エネ比率向上に貢献していきます。

登壇者全体のメッセージ

「脱炭素はゴールではなく、地域の幸せをつくるための手段」
環境だけでなく、経済性・暮らし・産業振興を同時に良くする “脱炭素+α” を実現するには、企業・自治体・住民がつながり共創していくことが重要であると語られました。

エナリス展示ブースも賑わいました

展示ブースでは、エナリスの脱炭素ソリューションや、ローソン店舗での再エネシェア実証の事例を紹介しました。

まとめ

今回の KDDI SUMMIT では、「つなぐチカラを進化させる」をテーマに、通信×AIがもたらす新たな価値が発信されました。

エナリスはこれからも、地域・企業・住民をつなぎ、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを進めていきます。


写真はすべて©ENERES
文責 エナリス広報部

エナリスジャーナル

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