見えないから想像して体感する、暮らしを支える電気のお仕事
~葛飾区葛美中学校でエネルギー編の出前授業~
2025年12月11日
12月2日、葛飾区葛美中学校で出前授業を開催しました。
葛飾区の北部、中川・大場川・江戸川に囲まれ、都内最大規模の水郷公園「水元公園」に隣接する自然豊かな住宅街に佇む、陽光さす温かい学び舎です。
出前授業のテーマは、「電気が何に使われるか考えよう」
エナリスのエネルギー編の出前授業では、電気が、街のどんな場所で、いつ、何に使われているかを想像し、24時間の電気の使われ方をグラフにするワークを通じて、電力会社の重要な業務の一つ「需要予測」を体験してもらいます。
この授業のお申込みに際しては、先生から、「社会に触れることで、子どもたちが将来について前向きに考えるきっかけにしたい」、「具体的に理解できるように、実物の提示や写真を交えてお話してほしい」という、生徒さんを深く思いやるご要望をいただきました。
このお言葉、待ってました!
私たちの事業である、電力やエネルギーにまつわる先端技術は、視覚的に示すのが難しいという特徴があります。製造工場のような迫力あるビジュアルもなければ、製品のようなわかりやすいカタチもありません。
だからこそ、少しでも具体的に理解したり体感したりしてもらいたいと、私たちは練って練って、この授業を作ってきました。そんな私たちにとって、先生のこのお言葉は大きな励みになりました!
生徒のみなさんは、「日曜でも部活で体育館の電気は使われているなあ」とか、「うちの給湯器は電気で動いていたかな」などと思いめぐらせ、つぶさに書き出してくれました(グッジョブです)。

「電気が使えなかったら、どんな問題が起こるかな」、SDGsを考える
「需要予測」と、みんなの街の電気を守ることとの関わりを知ってもらった後は、SDGsに触れるワークを実施しました。
「この虹色のマークは知っている?」と聞くと、一斉に手が上がりました。葛美中学校では、毎日、給食の時間にSDGsの放送があるのだとか(素晴らしい)。
「世界には、電気が使えない暮らしをしている人がどのくらいいるでしょう?」などと質問をしながら、SDGsの17の目標と電気のつながりを、みんなでどんどん挙げていきました。
中には、大人から見ると「関係性がないのでは?」と思う意見も出ましたが、一つ一つ、そう考えた理由を聞いていくことで、新しい気付きもありました。生徒のみなさんから、より良い世界のために、広い視野とさまざまな角度で想像を働かせることの大切さを教わりました。
休み時間には、私たちの生活や趣味についてたくさんの質問がきて、新しいこと、珍しいことに目を輝かせて聞いてくれました。
出前授業を終えて教室を出るとき、「ありがとうございました!」「面白かったです!」と大きな声で伝えてくれて元気が出ました。
生徒のみなさんが、電気の大切さと、電気を安定して届けるための仕組みに触れて、電気に興味を持ってくれたことが感じられ、うれしい気持ちになりました。
葛美中学校の生徒のみなさん、ありがとうございました!
写真はすべて©ENERES
取材・文責 エナリス広報部











