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活動報告

4年ぶりに中学生の企業訪問を受け入れ

2023年06月19日

5月18日、北海道にある苫小牧市立青翔中学校の3年生32名が、エナリスを訪問してくれました。企業訪問は、コロナ前の2019年に受け入れて以来4年ぶりのことです。久しぶりの企業訪問の様子をお届けします。

働くとは何か

思い返せば、私が中学校の頃の修学旅行に「企業訪問」などというプログラムはありませんでした。最近は、中学校からキャリア教育を取り入れる傾向にあり、その一環で修学旅行に企業訪問を取り入れる学校が多いのだそうです。とはいえ、せっかく東京まで来たのに、その貴重な時間の一部を企業訪問に使うなんて…、子どもたちの気持ちを代弁したら、おそらくそんな声が聞こえてくるのではないでしょうか(笑)。

逆に、私たち企業側からすると、未来を担う子どもたちに自社のことを知ってもらう貴重な機会です。せっかく訪問してもらうなら、「来てよかった!」と子どもたちに感じてもらって、一つでも何か持ち帰ってもらえれば・・・そんな気持ちで広報部メンバーを中心に準備を進めてきました。

学校からきいている要望は、まだ仕事の具体的なイメージがつかめていない生徒に対し、ビジネスパーソンのリアルな声を聞くことを通じて「働くとはなにか」ということを伝えたい、とのこと。
そこで、私たちが考えた今回の企業訪問のテーマは、「エナリスの社員との交流を通して、エナリスの事業や仕事内容、働き方などに触れよう」。双方向のコミュニケーションが生まれるよう、座談会をメインにした企業訪問を企画しました。

座談会で中学生とエナリス社員が交流

企業訪問には、エナリスの6つの本部から選出された6名の社員と、この春エナリスに入社した新卒生7名(1名は残念ながら当日お休み)が参加。最初に、広報部から中学生に、エナリスについて簡単に説明をした後、社員+新卒生+中学生5-6名の小さなグループをつくって座談会を行いました。

当日のプログラム

10:00~10:30  ①エナリスはどんな会社

          ➁エナリスはどんな会社

10:30~11:00  ➂エナリス社員との座談会(グループごと)

11:00~11:20  ④社内見学会(グループごと)

11:20~11:30  ⑤質問&感想タイム

座談会のグループに分かれた後は、グループの中で自己紹介をしてもらって、あとは完全なフリートーク!中学生が聞きたいこと、エナリス社員が中学生に聞いてみたいことを自由に話し合いました。

座談会の後は、グループごとに社内見学へ。エナリスの仕事を象徴する、電気の需要と供給の様子が見えるモニタースペースや、エントランス、業務スペースなどを社員の案内で見学してもらいました。最初は表情が固かった中学生も、最終的には打ち解けて、雑談する姿も見られるようになりました。
さて、今回の企業訪問を通して、中学生の皆さんに何を持ち帰ってもらえたでしょうか?

参加したエナリスの社員の声

受け入れを担当したエナリス社員に、企業訪問が終わっての感想を聞いてみました。

  • 今までは生徒側の立場だったけど、今回は受け入れる側になってみて、改めて自分が社会人になったことを実感しましたし、受け入れる側の大変さなどがよくわかりました。
  • キャリアについて聞かれることを準備していましたが、私のグループは最近の話題が中心で、もっと雑談ネタを用意しておけばよかったと後悔しつつ、自分も中学生の時は大人になったときのことなんて想像できなかったことを懐かしく思い出しました。
  • 印象に残っている質問は「CO2ってどのくらいですか」と聞かれたことです。数字用意してなくて回答できなかったことが心残りです。
  • 将来の夢について、照れながらも想いを語ってくれた中学生の姿が印象的でした。当時の自分を思い返して、新鮮な気持ちになりました。
  • 中学生は自発的に発言するのは難しいだろうと思い、順番に質問してもらうようにしました。どんなに外れた質問でも、お題にあった「働くとは?」に何とかつなげようと努力しましたが、伝わったかな?
  • 最初は中学生の表情が硬くてこちらも緊張しましたが、オフィス見学の時には中学生らしさも見えてきて、楽しみながら働くイメージをもってもらえたように思います。
  • オフィス見学で中学生が興味を持ったポイントは、ディスプレイとノートPCをつないで仕事をしているところや、テレキューブ、お菓子コーナー、スカイツリーなど。テレキューブでは、男の子数人で扉を閉めて音が聞こえないのを実感して喜んでいる姿が印象的でした。
  • 座談会のグループの中に、将来ゲームを作りたい!という子が1人いて、東京で働きたいと思っていたようですが、オフィスの様子や環境を見て、ますます働きたい気持ちが高くなったと言ってくれました!
  • バスが出発するのを見送る際に、企業訪問に来れて良かったと喜んでくれていたので、とてもうれしい気持ちになりました。

会社勤めをしていると、業務を中心にすべてが回っているので、全く新しい交流を持つ機会が減ります。今回の企業訪問を通じて、普段とは異なる年代との交流に、エナリス社員もいろいろと感じることがあったようです。
機会をいただきました苫小牧市立青翔中学校の皆さん、ありがとうございました!

写真はすべて©ENERES

文責 エナリス広報部

エナリスジャーナル