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活動報告

サーラエナジー(株)が「太陽光併設蓄電所」を開所。再エネの安定活用を実現

2025年11月18日

日照時間がひと月74時間⁉

今年の10月は、平均気温が統計開始以降、昨年に次ぐ2番目の高さとなる一方、日照時間は平年より少なく、東京都心では74.1時間と平年の57%ほどだったそうです[1]
日差しは11月に入っても増えないようで、「思ったより今日寒い!」という日が多いと感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
私も気まぐれな天候に上手に服装を合わせられず、すっかり風邪をひいてしまいました。

天候に左右される再エネを支える巨大な蓄電池

お天気と上手に付き合わないといけないのは、脱炭素実現の有力な手段である“再生可能エネルギー”も同じです。
特に太陽光の発電量は日照に左右されるため、すっきりしない最近のような天気が続くとなかなか活躍できません。

愛知県に太陽光併設蓄電所が開所

そんな中、再生可能エネルギーと上手に付き合う手段として注目されているのが“太陽光併設蓄電所”ですが、
先日、当社のお客さまであるサーラエナジー(株)さまが「サーラ東三河太陽光併設蓄電所」を開所され、その式典に当社役員が参列させていただきました。

発電量が余る日は充電し、電力系統の電力が足りない時間帯には系統に放電することで、再生可能エネルギーの無駄のない活用と電力の安定供給に貢献することができます。

容量736kWの太陽光パネルに併設された蓄電所に収められた容量7,520kWh(直流換算)のリチウムイオン蓄電池は、約600世帯分[2]の一日の電気使用量に相当します。

「サーラ東三河太陽光併設蓄電所」における当社の役割は、蓄電と放電のタイミングを見極めながら蓄電池を制御すること。
天気、太陽光発電量、市場価格など多方面にアンテナを張ります。

これからますます気まぐれになりそうなお天気ですが、お客さまと連携しながら、再生可能エネルギー主力電源化を実現していきたいと思います。

▲10月20日の開所式。背後にあるのが蓄電地  写真提供:サーラエナジー(株)
▲サーラ東三河太陽光併設蓄電所  写真提供:サーラエナジー(株)

[1] 10月は東京の日照時間が平年の6割 日本の平均気温は過去2番目の高さ – ウェザーニュース (https://weathernews.jp/news/202511/010066/)

[2] 1世帯当たり年間電気消費量(令和4年度)3,950kWh –環境省ホームページ(https://www.env.go.jp/earth/ondanka/kateico2tokei/energy/detail/01/)、力率値90%を基に算出

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