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活動報告

J-POWER協力のもと、佐久間ダム・発電所見学ツアーを社員向けに開催!

2026年07月13日

6月16日(火)、当社の株主であるJ-POWERの計らいで、静岡県浜松市の佐久間ダム・発電所・周波数変換所の見学ツアーを実施。エナリスをはじめ、auエネルギーグループも含め合計19人が参加しました。

本見学ツアーの目的は、「電力業界における電力インフラの仕組みを具体的に知り、日々の業務に活かすこと」。 佐久間ダム・発電所は日本の東西を繋ぐ極めて重要な場所であり、そこで勤務するJ-POWERの方々からダムや水力発電の仕組み、発電設備や東西における送電ネットワークの違いなどをご説明いただきながら見学しました

まずは座学で学ぼう!「佐久間ダム・発電所とは」

昭和20年代後半、戦後復興と急激な経済成長の真っ只中にあった日本ですが、旺盛な電力需要に対して深刻な供給力不足に直面しました。日本の未来を動かすため、一刻も早く大規模な電源を開発しなければならない―。そんな切迫した状況下で白羽の矢が立ったのが天竜川でした。

天竜川は、日本屈指の豊富な水量と激しい流路を持つことで知られ、この激流が生み出す莫大なエネルギーは、大規模発電にうってつけだったのです。

1953年、佐久間ダム・発電所の建設工事が幕を開け、通常なら10年以上かかるといわれていた大規模工事をアメリカから最新の大型土木機械を導入し、わずか3年数か月という驚異的な短期間で完了させました。この経験や技術が、黒部ダムや東海道新幹線の建設へも繋がっていきます。

この迅速な日本の技術力の結晶が、急増する電力需要に見事に応え、その後の高度経済成長を力強く牽引していくことになったのだそうです。

(写真)電力館内に設置されている資料や模型を見学。

(写真)電力館に設置された展望台からは、まわりの山々と共にダムの全貌を望むことができます。まさに絶景です。

いざ、佐久間ダムの見学へ

佐久間ダムはコンクリート重力式ダムとなっており、硬い花こう岩の上に作られ、なんとコンクリートの重みだけで水をせき止めています。

1年間に起こす電気の量は約14億kWhで水力発電所では日本最大級。ダムの水は発電以外にも、一部は豊川用水として、農業用水、水道用水などにも活用されています。

水門の大きさ、迫力は以下記載の写真のとおり。このダムを戦後間もない時代に3年で完成させたのですから本当に驚きです。

(写真上)関係者しか立ち入ることのできない監査廊にも入らせていただくことでき、参加者は皆、目を輝かせていました。

(写真下)下から見上げたダムがこちら!

日本の東西を結ぶ心臓部、佐久間周波数変換所を見学

(写真)精密機器があるため泥を落とさないようビニールカバーを靴の上から着用して施設内を見学。とても重要な施設であることが感じられます。

続いて見学した佐久間周波変換所は、災害などの緊急時や需給逼迫時などに東西間の電力融通の役割を担っています。

現在、日本の電力系統の周波数は東日本で50Hz、西日本で60Hzと分かれていて1895年に東京電燈がドイツ製の発電機を導入した一方、1897年に大阪電燈がアメリカ製の発電機を導入したことが起因しています。

異なった周波数の電力系統は直接接続することができず、しかし分割したままでは東西それぞれで予備電源を確保しなくてはならないこと、地域間の電力融通ができないことから不経済なため、1961年に東西系統連携に関するプロジェクトがスタートしました。

東西の系統に繋がる275kV送電線が既にある佐久間が変換所の地点として決定され、1965年10月に世界初の周波数変換所として運用が開始。現在に至っても経済および緊急融通の役割を果たし続けています。

日本の東西を結ぶ心臓部、佐久間周波数変換所を見学

佐久間発電所は、ダムに貯水した天竜川の水の落差約133mを利用し、最大出力35万kWを誇る国内最大級の水力発電です。なんと年間発電量は一般家庭35万世帯相当になります。

佐久間発電所のユニークな施設の特徴は、4基の発電機全てが東日本の50Hzでも西日本の60Hzでも発電が可能な設計がされています。

昭和、平成、令和と、日本の発展を足元から支え続けてきた佐久間発電所ですが、2026年、運転開始から70年を迎えました。

これに伴い「NEXUS(ネクサス)佐久間プロジェクト」を始動。4基ある発電機を約10年かけて2台ずつ分けて、建屋もふくめて更新工事をしていきます。従来の出水時にダムから放流していた水をさらに有効活用し、発電時の最大使用水量を現在の306㎥/sから350㎥/sに増える計画となります。

今回は実際に交換した水車を見学させていただくことができました。天井からクレーンで吊るして交換するそうですが、実際の水車の重厚さを目の当たりにし、これだけ大きいものを水の力で動かしているということに、参加者は驚きの表情をしていました。

さいごに:参加者からの感想を紹介


写真はすべて©ENERES

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