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活動報告

田園調布小学校に「学校の授業だけでは伝えることが難しいこと」を届けてきました~

2026年09月25日

「相手の立場に立って考えること」とは、どのようなことなのだろう――。
「学校の授業だけでは伝えるのが難しい体験や学びを、ぜひ子どもたちに届けてほしい」
そんな温かい想いをお寄せいただき、エナリスは9月4日(金)、田園調布小学校を訪問して出前授業を実施しました。

講師は、エナリス社員で視覚障害のある早川と、相棒の盲導犬タッチ。授業を受けるのは、田園調布小学校の小学2年生81名の皆さんです。 とても元気いっぱいな子どもたちに負けないよう、私たちも一瞬一瞬の時間を大切にしながら、「たくさんの学びを持ち帰ってもらいたい!」という想いで授業に臨みました。

レクリエーション要素を取り入れた視覚障害の体験

「目が見えない状態」を想像し、理解を深めるために、音と触覚を活用したレクリエーション授業を実施しました。
子どもたちは目を閉じ、先生の声だけを頼りに聞こえる方向を指さしたり、アイマスクを着用して手で触った物の正体を当てたりする体験に挑戦。五感を頼りに観察する難しさを、身をもって実感している様子でした。

みんなで耳をすまして指差ししている様子
アイマスクをつけて物を触っている様子

「ハーネス着用中はお仕事中!」盲導犬の約束を守って楽しく交流した休憩時間

休憩中、子どもたちは体験グッズを手に取りながら、エナリススタッフへ熱心に質問を投げかけていました。
また、別の場所では早川の周りに児童たちが集まり、興味津々な様子! 「ハーネスをつけているときは、盲導犬はお仕事中。だから触ってはいけないんだよ」――前半の授業で聞いた早川の話を、みんなしっかり覚えていました。
先生と決めた「黄色い線からは出ない」という約束をきちんとお互いに守りながら、楽しそうに交流していました。

体験グッズに触れて質問している様子
黄色い線の後ろから見守る子どもたちの様子

児童さんから早川に質問

「質問がある人!✋」の掛け声に、一斉に手が上がりました。 その中から、いくつかの質問と早川の回答をご紹介します。

Q. 盲導犬と一緒に乗り物に乗るときはどうするんですか?

早川. 例えばタクシーに乗るとき、「犬と一緒だと車内が汚れてしまうのでは…」と心配される運転手さんもいますが、私の足元におとなしく座っています。多くの運転手さんはとても親切です。目的地まで送り届けたあと、建物の玄関まで付き添ってくれる優しい方もいますよ。

Q. タッチがトイレをしたくなったとき、どうやってわかるんですか?

早川. すごく良い質問ですね!みんなもトイレを我慢しているとき、体をふにゃふにゃさせたり、そわそわしたりするよね? タッチも朝起きたとき、家を出るとき、会社に着いたとき、お昼休み…と時間を決めてトイレに行かせますが、お水をたくさん飲んだときなどは「漏れそうだよ〜」と落ち着かない歩き方をします。そんなときに「たっちゃん、おトイレ行きたいの?」と聞くと、「よく分かってくれたね!」というように反応してくれます。いつもタッチの様子には気を配っているんですよ。

Q. 飛行機に乗るときはどうするんですか?

早川.  盲導犬は飛行機、電車、船、ヘリコプター、自動車など、どんな乗り物でも一緒に乗ることができます。一般的なペットは専用の場所に預けなければなりませんが、盲導犬はペットではないので、飛行機でもずっと私の足元に寄り添って乗ることができるんです。

Q. 朝はどうやって起きるんですか?

早川.  家の中ではハーネスを外しているので、私と一緒に寝室のタッチ用の敷物の上で寝ることもあれば、リビングで寝ることもあります。朝、目覚まし時計が鳴っても私がまだ起きないと、「まだ起きないの〜?」とベッドに顔を乗せて起こしにきてくれます。ハーネスをしていないリラックスタイムなので、「タッチ、おトイレ行く?」「ご飯にしようか?」と話しかけると、うれしそうについてきますよ。

最後に全員で記念撮影!!

児童のみなさんとスタッフの全体集合写真

午後の授業で、児童のみなさんが早川へのお手紙を書いてくれたそうです。初めて知ったことや驚いたことなどを、一生懸命に綴っていたと先生から伺いました。後日、お手紙を共有していただけるとのこと、スタッフ一同とても楽しみに待っています!


児童の皆さんはもちろん、参加したエナリススタッフにとっても大変貴重な学びの機会となりました。田園調布小学校のみなさん、本当にありがとうございました!


さて、次はどこの学校に出前授業をお届けできるでしょうか? 次回もお楽しみに!


写真はすべて©ENERES

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