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ニュースリリース

分散電源を活用したアグリゲーションビジネスをサポート
JパワーのVPP事業に分散電源制御システムを提供

2021年11月19日

株式会社エナリス

株式会社エナリス(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:都築実宏、以下、エナリス)は、11月19日より、電源開発株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長 社長執行役員:渡部肇史、以下、 J パワー)が株式会社J-POWER サプライアンドトレーディング(以下、JPST)※1 を通じて開始する、大容量蓄電池システムを活用したバーチャルパワープラント(VPP)事業において、分散電源制御システムのSaaS※2 提供を行います。

VPPとは、電力ユーザーの敷地内にある蓄電池やコジェネレーションシステムなどの分散電源をまとめて制御し、そこで生まれた電力を束ねてあたかも一つの発電所のように活用する仕組みです。
エナリスは、2016年から経済産業省「VPP構築実証事業」へ参画。2019年には、遠隔地からIoTによって分散電源を一斉制御するVPPシステム基盤、分散電源制御システムを開発しました。一般送配電事業者からの節電指示受信や需要予測、蓄電池の残量予測、将来の節電可能量の算出などの機能を持つエナリスの分散電源制御システムは、アグリゲーションビジネス※3 を目指す他のアグリゲーター※4 にSaaS提供できることが特長です。

システム構成イメージ

今回、エナリスはJパワーにVPP事業のシステム基盤を提供し、同社のアグリゲーションビジネス推進を強力にサポートします。

エナリスは今後も、分散電源の制御および取引サービスを充実させ、分散型エネルギー社会を実現するプラットフォームを構築し、再生可能エネルギー主力電源化に貢献します。


※1 2002 年3 月1 日設立。電力小売事業を行うJ パワーの完全子会社。2021 年12 月1 日にJ パワーが吸収合併を予定

※2 「Software as a Service」の略。クラウド上のソフトウェアを、インターネット経由でユーザーに提供するサービス

※3 電力ユーザーが保有するリソースを束ね一般送配電事業者と直接電力取引を行う事業

※4 蓄電池などの電力リソースを制御する事業者