NEWSニュース
ニュースリリース

需給逼迫に伴うデマンドレスポンス要請の可能性を事前にお知らせ
~気象予測と電力需要予測の知見を活かし、当社のお客さまの準備体制を支援~

2022年07月19日

株式会社エナリス

株式会社エナリス(本社:東京都千代田区、社長:都築 実宏、以下「エナリス」)は、電力の需給逼迫に伴うデマンドレスポンス(DR)発動の可能性について、気象予測を活用して事前にお知らせする無料サービスを2022年7月1日より開始しました。
対象は、当社と電源Ⅰ´厳気象対応調整力(以下、電源Ⅰ´=でんげん いちダッシュ)等に取り組む企業のお客さまです。

電源Ⅰ´は、猛暑および厳寒等による需給逼迫時に臨時で必要となる電力(調整力)を一般送配電事業者が報酬を払って確保する仕組みです。一般送配電事業者は調整力が必要な場合に、公募を通じて契約を結んだ事業者に、電力供出の要請を出します。エナリスは2018年から、企業のお客さまと連携しDR(節電や自家発電機・蓄電池による電力自給)によって調整力を供出してきました。

電源Ⅰ´の一般送配電事業者からの要請は、当日もしくは前日に出されますが、エナリスは、一般送配電事業者からの要請を予測して、最大4営業日前に、企業のお客さまに要請の可能性をお知らせします。気象予報業務許可[1]を持つ当社が、独自の気象予測ノウハウや電力需要予測技術等を活用して、DR発動を予測します。

需給逼迫時の流れと新サービスのイメージ

需給逼迫への対策は急務で、逼迫時には確実な節電が求められます。当社はこれまで電源Ⅰ´に取り組む中で、お客さまが勤務体制や生産体制の変更等を事前に準備してDR応動の確実性を上げられるよう、1日でも早くお客さまに発動の可能性をお伝えできないかと考えてきました。

当社は2021年12月より3か月間、一部のお客さまに本サービスを試行したところ、お客さまの体制構築面において効果が確認できましたので、このたび本格提供を開始しました。本サービスを通して、DRの確実性向上に貢献してまいります。

エナリスは、お客さまと社会の課題に向き合いながら、人とエネルギーの新しい関係を創造し、豊かな未来社会を実現してまいります。

[1] 株式会社エナリスは【気象庁予報業務許可第178号】を取得しており、気象予報士が在籍しています。

[2] 予測は当社独自のものであり、発動を約束するものではありません。また、急な電源喪失等の気象要因以外の逼迫は予測の対象としておりません。