住友重機械グループ間でのオフサイトPPA供給で
再生可能エネルギーの余剰電力を有効活用
~住友重機械グループのカーボンニュートラル目標達成に貢献~
2026年05月14日
住友重機械工業株式会社
住友重機械モダン株式会社
株式会社エナリス
株式会社エナリス(東京都千代田区、代表取締役社長:鈴木吾朗、以下「エナリス」)は、住友重機械工業株式会社(東京都品川区、代表取締役社長:渡部敏朗、以下「住友重機械」)および住友重機械モダン株式会社(神奈川県横浜市、代表取締役社長:中野勝之、住友重機械100%出資、以下「住友重機械モダン」)とオフサイトPPA(フィジカル)[1]契約を締結し、2026年4月24日より、太陽光発電設備から生まれた余剰電力の供給を開始しました。
エナリスは、小売電気事業者かつアグリゲーターとして、昨年11月から住友重機械モダンの富津第一・第二工場に設置された太陽光発電設備による再生可能エネルギーについて、同工場内で消費しきれない余剰電力を住友重機械モダン横浜本社に供給しています。 しかし、依然として余剰電力が残ることを踏まえ、新たに住友重機械の田無製造所にもオフサイトPPAの供給を開始しました。

背景
政府主導で再生可能エネルギー主力電源化を目指す中、再生可能エネルギーの利用比率を高めるために太陽光発電設備を導入する企業は増加傾向にあります。しかし、自家消費型の太陽光発電設備において、発電した電力を消費しきれず、その余剰分が有効活用されずに無駄になるケースは珍しくありません。余剰電力を十分に活用しきれないことは、再生可能エネルギーが持つ脱炭素へのポテンシャルを最大限に引き出せないだけでなく、企業の設備投資の回収が遅れることも意味します。
余剰電力を最大限有効に活用する手段として、オフサイトPPAのスキームを使って他拠点に余剰電力を供給することが考えられますが、天候に左右されやすい太陽光発電量の予測に加え、需要量も高度に予測し、タイムリーに一致させる必要があります。特に複数拠点に跨って電力を融通する場合、その技術的難易度はさらに高まります。
取り組み
住友重機械グループは、「事業活動における環境負荷の低減」と「製品の環境性能向上」の両面から、環境負荷低減に取り組んでいます。住友重機械グループは、2050年までにカーボンニュートラルを目指し、その実現に向けてScope1・2のCO2排出量を2030年までに50%削減する(2019年比)という目標を設定しています。
エナリスは、創業事業である需給管理事業のノウハウをベースに、需要量・発電量・余剰電力量などの予測技術、予測に基づいてエネルギーの効率的な利用を管理・運用するアグリゲーション技術を有しています。
今回、エナリスの強みであるこれらの技術を応用することで、住友重機械グループ内での余剰電力の供給が実現し、再生可能エネルギーを無駄なく最大限に活用することが可能となりました。住友重機械グループとエナリスは、再エネを最大限に有効活用し、日本のカーボンニュートラル実現に貢献してまいります。
オフサイトPPA(フィジカル)概要
| 発電所所在地 | 住友重機械モダン 富津第一・第二工場(千葉県富津市) |
| オフサイトPPA運用開始 | 2026年4月 |
| 発電事業者 | 住友重機械モダン |
| 発電設備容量 | 約600kW |
| 特定卸供給事業者 (アグリゲーター) ・小売電気事業者 | エナリス |
| 需要家(需要場所) | 住友重機械工業 田無製造所(東京都西東京市谷戸町) 住友重機械モダン 横浜本社工場(神奈川県横浜市港北区) |
| CO2削減効果 | 年間約132トン |
各社概要
【住友重機械工業株式会社 概要】
本社所在地:東京都品川区大崎二丁目1番1号
代 表 者:代表取締役社長 渡部 敏朗
資 本 金:30,872,000千円
創 立 :1888年11月創業 / 1934年11月設立
事 業 概 要 :「メカトロニクス」「インダストリアル マシナリー」「ロジスティックス&コンストラクション」「エネルギー&ライフライン」の4セグメントで事業を展開する総合重機械メーカー。
特 徴 :「こだわりの心と、共に先を見据える力で、人と社会を優しさで満たします」というパーパスのもと、時代の要求に応える多様な製品やサービスを提供しています。総合機械メーカーとして、製品を通じた環境負荷低減に加え、製品の自動化やデジタル化を通じたお客さまの労働生産性向上や労働環境のさらなる改善への貢献等、イノベーションを通じて社会課題解決へのソリューションとなる製品およびサービスを提供していくことで、企業価値と社会価値の向上を目指しています。
【住友重機械モダン株式会社 概要】
本社所在地:神奈川県横浜市港北区新吉田東8-32-16
代 表 者:代表取締役社長 中野 勝之
資 本 金:200,000千円
創 立:1955年10月
株 主:住友重機械工業株式会社 100%
事 業 概 要 :プラスチック押出成形装置の設計、製造、販売、サービス
特 徴:食品包装、医療・産業資材用資材を成膜する「ラミネータ装置」、「インフレ―ション装置」に代表される押出成形装置について、設計・製造から改造更新、成形支援まで一貫した製品及びサービスをお客様に提供しています。長年にわたり培ってきた設計・製造技術と精密金型加工技術を強みに、高品質かつ高付加価値製品を通じて、お客様の生産性向上と高品質化に貢献いたします。近年では、住友重機械グループの一員として、環境負荷低減や持続可能な社会の実現にも取り組んでいます。
【株式会社エナリス 概要】
本社所在地:東京都千代田区神田駿河台2-5-1 御茶ノ水ファーストビル
代 表 者:代表取締役社長 鈴木 吾朗
資 本 金:100,000千円
創 立:2004年12月
株 主:auエネルギーホールディングス株式会社 59%、電源開発株式会社 41%
事 業 概 要 :GX推進支援事業/コーポレートPPA事業/J-クレジット創出・流通事業/GX情報サービス事業/アグリゲーション事業/電力小売事業/電力ビジネス支援事業
特 徴:電力市場の高度な知見と需給管理ノウハウを強みとし、事業者向けの幅広い脱炭素ソリューションを提供しています。オフサイトPPAやJ-クレジット、再エネ設備導入など、お客さまの状況に応じた最適なプランを提案。KDDIグループ、auエネルギーホールディングスの一員として、企業や自治体の持続可能な成長と社会全体の脱炭素化を推進しています。
<参考URL:エナリスサービスサイト 事例紹介>
「脱炭素に向けた新しい電力活用スキームを、エナリスと一緒に構築しました!」
[1]オフサイトPPA(Power Purchase Agreement)は、電力ユーザー(需要家)が発電事業者から再エネ電力および環境価値(フィジカル)、または環境価値のみ(バーチャル)を長期で購入する契約。オフサイトとは、事業者がユーザーの敷地外に再エネ発電設備を設置する形態を指し、ユーザーが自社の敷地内に発電設備を設置出来ない場合でも、再エネの利用が可能となる。