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ニュースリリース

テナントビル・オフィスビル向けクラウド型検針システムを開発

2018年08月02日

~ 電気、水道、ガスの検針と請求書作成を自動化 ~

エネルギー事業を展開する株式会社エナリス(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:小林昌宏、以下、エナリス)は、テナントビル向けに、入居テナントの電気・水道・ガス(予定)の使用データを通信によって取得し、集計を行うクラウド型検針システムを開発しました。テナント先メーターの検針値取得・集計を自動化して検針業務の効率化を図り、ビルマネージメントの人件費削減と請求ミス防止に貢献する本システムは、KDDI株式会社の法人向け「テナントメーター検針サービス」として販売いたします。

近年、大型のオフィスビルやテナントビルでは中央監視システムの導入が進んでおり、入居テナントの電気や水道などの使用状況を一元的に監視しています。しかし、多くのビルでは、テナントを一店舗一店舗まわって検針データを目視で確認しており、検針作業に非常な人手と時間がかかっています。また、検針したデータは手入力で電子化するため、請求ミス等が発生するリスクも高くなります。
こうした状況の中、煩雑な検針作業の効率化を求める声は、当社のお客様からも多数寄せられており、当社では、電力の可視化(FALCON SYSTEM)やMEMS※1、マンション一括受電サービス※2などで培った技術と経験を基に、クラウド型検針システムの開発に取り組んでまいりました。

今回開発したクラウド型検針システムは、月間の電気・水道・ガス(予定)の使用データを遠隔で取得する「自動検針機能」と、テナント毎の各料金の請求書をWeb画面から作成できる「請求書作成機能」、過去の使用データ一覧が入手できる「レポート作成機能」などを搭載しています。ビル管理者は、テナントに行くことなく、電気・水道・ガスの使用量を把握し、請求書を作成することが可能となります。

当社は、中期経営計画における中期戦略の一つとして、「複合的なお客様ベネフィットの創出とターゲティング戦略による既存ビジネスの拡大」に取り組んでいます。今後も、電力供給に付加価値をプラスしたサービス提供を通じて、「電力システムの変革に挑み、お客様の想像を超えた、新しい価値を創造する」という当社ビジョンの実現に挑戦してまいります。

※1)Mansion Energy Management Systemの略。マンションのエネルギー監視システムのこと。

※2)マンションなどの集合住宅において、各戸をまとめて高圧電力契約を結び、電力供給を受けること。一般家庭が通常結ぶ低圧契約よりも料金が下がる場合が多い。

【クラウド型検針システム 概要】

▼提供機能

  • 自動検針機能
    • 毎月の積算電力量を各テナント及び共有部の電力メーターから自動で収集
    • 毎月の積算水道使用量を各テナント及び共有部の水道メーターから自動で収集
    • 1ヶ月に1回、設定された検針日の積算電力量と積算水道使用量から、1ヶ月分の電力使用量と水道使用量を算出
  • 請求書作成機能
    • テナント毎の月間電力使用量と水道使用量に基づき、請求書をエクセルファイルで出力
  • レポート作成機能
    • 検針帳票の出力が可能
    • 使用量レポートの帳票出力が可能
  • 料金管理機能
    • テナント毎に料金単価や料金計算方式を変更可能

▼サービスイメージ図

サービスイメージ図

《サービスに関するお問い合わせ先》
株式会社エナリス パートナー営業部 電話:03-4226-2855 E-mail:partner_sales@eneres.co.jp